なぜ鈴鹿サーキットの花火は小さな子供がギャン泣きしないのか?4つの理由と大人も鳥肌の演出

旅のかけら
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夏の風物詩といえば花火大会。夜空を彩る大輪の光はとても綺麗ですが、どこの会場に行っても必ずといっていいほど見かける光景があります。

それは、大音響と暗闇を切り裂く光に驚いて「ギャン泣き」してしまっている小さな子どもたちの姿。

「家族の思い出作りに連れてきたのに、トラウマになってしまった…」と、途方に暮れるパパやママは毎年後を絶ちません。

「子どもが怖がらずに家族みんなが笑顔で楽しめる花火大会はないの?」

そんな悩みを抱えるファミリーに、私が自信を持っておすすめしたい聖地があります。それが三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットの「HANABI祭」です。2026年は8月11日(火・祝)〜14日(金)に開催されます。

以前は”コチラレーシング パワー花火!”として開催されており、2013年と2014年に行きました。普通の花火会場だとビックリして泣いてしまう子どもたちが、そこでは花火は目を輝かせて見入っていたのが印象に残っています。 現地で実際に体感して確信した、納得の理由をレポートします。

理由①:いきなり上がらない!花火の前に「ワクワク」を仕込むプロの技

小さな花火大会でも、子どもが泣いてしまう最大の原因は、暗闇の中で突然響き渡る「ドーン!」という大きな破裂音にあります。心の準備ができていない子どもには、「綺麗な花火」ではなく「恐怖の爆音」でしかないのです。

鈴鹿サーキットの花火ではそんな悲劇が起こりません。なぜなら花火が打ち上がる前に、子どもたちの心を120%の「ワクワク」で満たしてくれる見事な前振りが用意されているからです。 

その演出の内容は毎年変わりますが、”コチラレーシング パワー花火!”のときは、大人気のキャラクター、コチラファミリーのショーから始まりました。

司会のお姉さんがプロの技で見事に子どもたちの心を掴み、「これからみんなで、すっごくカッコいい花火を見るよ!準備はいいかな!?」と、絶妙なトークで会場を盛り上げていたのです。

いまの「HANABI祭」は、国際レーシングコースならではのモータースポーツ的な演出がメインとなっています。LEDが光り輝くバイクの迫力満点なエキシビションで異次元の空間を作り出し、鮮やかな色彩体験が子どもたちのテンションをあげていきます。

暗闇からいきなり驚かすのではなく、丁寧に進められる「心の準備」。この優しすぎる配慮があるからこそ、いつもなら「ドーン!」の音にビックリして泣き出してしまう子どもたちも、ここでは夢中になって夜空を見上げることができるのです。

鈴鹿サーキット 2013年当時のメインゲート 

理由②:ただの破裂音じゃない!計算し尽くされた「音楽演出」

子どもが花火を怖がるもう一つの大きな要因は、その「音の性質」にあります。反響のない広い空間で突発的に響く重低音は、小さな子どもにとって本能的な恐怖を呼び起こすものです。

「HANABI祭」は、ただ花火を打ち上げるだけではありません。舞台は世界的なモータースポーツの聖地。観客席に備え付けられた、圧倒的なクオリティを誇る音響設備がフル活用されます。

会場に流れるテンポの良い音楽と、夜空に弾ける花火が100分の1秒単位で完璧にシンクロする「ミュージック花火」が、このショーの真骨頂です。

音の大きさに驚く暇もないほど、音楽のリズムに合わせて次々と色鮮やかな光が飛び出すため、恐怖心が楽しさに上書きされていくのです。音で「脅かす」のではなく「魅せる」演出が、子どもの涙をシャットアウトしてくれます。

理由③:子ども向けと侮るなかれ!大人も鳥肌が立つ「本気のスケール感」

「子どもが怖がって泣かない花火」と聞くと、「刺激の少ない、おだやかなミニ花火大会なんでしょ?」と思われるかもしれません。

その予想は良い意味で裏切られます。流行りのJ-POPなどに合わせてテンポよく上げる「音楽花火」は今や珍しくありません。ですが「HANABI祭」の選曲とスケール感は、ひと味違います。

私が現地で体験したとき、一番の衝撃を受けたのが、BGMにクラシックの名曲『トゥーランドット(誰も寝てはならぬ)』が響き渡った瞬間でした。

国際レーシングコースという、遮るもののない広大な夜空。そこに、あのドラマチックで壮大な旋律が最高潮に達すると同時に、夜空を埋め尽くすようなスケールの花火が、絶妙なタイミングで一斉に弾けたのです。

その瞬間は、まさに圧巻の一言。あまりの美しさに鳥肌が立つほどの感動を覚えました。そこには大人を一瞬で引き込む「本気のエンターテインメント」としての底力があります。

子どもを怖がらせない優しさと、大人をも満足させるクオリティ。この見事なまでの両立こそが、他の花火大会には絶対に真似できない、鈴鹿サーキットだけの魔法なのです。

理由④:お出かけとしての「圧倒的な安心感」と「快適すぎるグルメ環境」

子どもが泣いてしまう隠れた原因として、「親の焦りや不安が子どもに伝染してしまう」というケースが多々あります。

郊外の花火大会だと、暗い河川敷で足元が危なかったり、「トイレがどこも大行列でどうしよう!」と青ざめたり…親のほうの心にも全く余裕がなくなってしまいますよね。小さな子どもを連れて露店の大混雑の行列に汗だくで並ぶのも、想像以上に過酷なミッションです。

その点、鈴鹿サーキットは環境の快適さが桁違いです。まず、鑑賞の舞台となる「グランドスタンド席(観客席)」は、しっかり座れる席が確保されているため、真夏の日中から始まる過酷な場所取り合戦とは無縁です。レジャーシートやライトすら要りません。

さらに素晴らしいのが、グランドスタンド下には美味しい名物グルメが集まる売店が充実しており、混雑のストレスが少なく買い出しができます。それだけでなく、パーク内の冷房が効いた涼しいレストランで、座ってゆっくりと夕食を済ませてから、花火を楽しむことだってできてしまうのです。

グランドスタンドには明るく清潔なトイレ、さらに”子どもトイレ”、おむつ替えができる多目的トイレも完備しています。
「万が一、子どもがぐずってもすぐに涼しい場所に避難できる」という環境の良さが、パパやママの心に大きな余裕を生んでくれます。親がリラックスして笑顔でいるからこそ、子どもは不安を感じず、安心して夜空の花火に集中できるのです。

鈴鹿サーキットの花火を120%楽しむためのワンポイントアドバイス

鈴鹿サーキットの「HANABI祭」を最高のお出かけにするなら、ぜひ昼間は「サーキットパーク」で思いきりアトラクションを楽しみましょう。

たっぷり遊んで、涼しいレストランでおいしい夕食を食べ、そのまま夜の極上花火へなだれ込む――。この移動ストレスがゼロの完璧な動線は、小さな子ども連れの旅行にとってこれ以上ないメリットです。

現在の「HANABI祭」は、音楽とシンクロする「ミュージック花火」の第一部に加え、レーシングコース(ホームストレート)に降りて見る、迫力満点に打ち上がる特殊効果花火の第二部と、エンタメ要素がよりパワーアップしています。

もし「よい席に座れなかったら心配」という場合は、事前にグランドスタンドの指定席(有料席)を確保しておくのがおすすめです。これだけで、子連れ花火のハードルはさらにグッと下がりますよ。

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花火は時間がどうしても遅くなりがちです。夜のパークも楽しんで、そのあとは「サーキットホテル」でゆったりと一日を締めくくれば、ステキな夏の思い出になりますね。


まとめ:今年の夏は、子どもの「最高の笑顔」を写真に残そう

子どもが花火の音を怖がって泣いてしまうのは、決して悪いことではありません。それだけ感受性が豊かで音や光に敏感な証拠、つまり「大切な成長の証」でもあります。

だからこそ、無理に大きな花火大会に連れて行って慣れさせるのではなく、まずは子どもも大人も安心して笑顔になれる場所が一番です。

*   イベントで子どものテンション爆上げする「優しいワクワクの魔法」
*   大人をも魅了するスケールの「圧倒的な本気度」
*   座って美味しいものが食べられる「至れり尽くせりの快適な環境」

これらがすべて揃った鈴鹿サーキット「HANABI祭」は、間違いなく日本最高峰の「子どもが怖がらない花火デビューの聖地」です。

今年の夏は、夜空を見上げて目を輝かせる子どもの「最高の笑顔」をカメラに収めに出かけてみませんか?

鈴鹿サーキット 2014年当時のパーク内