旅と日常の相棒として、N-BOXをおすすめしたい理由|車中泊目線で新旧比較

旅のかけら
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はじめに

このブログでは、旅の風景や愛用のカメラ、日々の暮らしについて綴っていますが、今回はその「旅と日常の相棒」であるクルマのお話です。

先日、長年ともに走ってきた2代目N-BOX(JF3)から、3代目N-BOX(JF5)へ乗り換えました。どちらもターボのフロントベンチシート仕様で、JF3は「カスタム」、JF5は「カスタム コーディネイトスタイル」(2024年9月~モデル)です。

この記事では、 「ドライブ旅の快適さ」 「車中泊のベースカーとしての使いやすさ」 という視点から、新旧N-BOXをゆるやかに比較しつつ、これから軽自動車で車中泊旅や気ままなドライブを始めたい方へのヒントをまとめました。
新車だけでなく、中古車購入を検討している方にも役立つ内容になれば嬉しいです。

「車中泊なら?」商用バンではなくN-BOXを選んだ理由

軽自動車で車中泊を考えると、真っ先に候補に上がるのはエブリイ・アトレー・N-VANといった「軽商用バン」です。荷室は広く、シートを倒せばフルフラット。車中泊の“王道”と言っていいでしょう。
私自身、仕事でエブリイに乗る機会があり、荷室の奥行きと高さに惹かれて「これ、車中泊には最高じゃない?」と真剣に検討したことがあります。

それでも最終的に「乗用タイプのN-BOX」を選んだ理由は、 “日常の9割”をどう過ごすかそして旅先へ向かうまでの移動で疲れ果てないか? という点でした。

商用バンは荷物を積むための車なので、どうしても以下のような特徴があります。

• 荷物がないと乗り心地が硬く、跳ねやすい
• 静粛性が低く、高速道路や雨の日の走行音が大きい
• 街乗りや買い物など「日常使いの快適さ」は乗用タイプに及ばない
• エブリイ・アトレーはエンジンが座席下で、真夏はとても暑い
• N-VANは後席が質素で、高齢者を乗せる機会が多い我が家では不向き

車中泊専用に内装を造り込むなら商用バンが最適ですが、私の場合は 「車中泊は年に数回。残りの9割は日常の足」 という使い方です。
そう考えると、 乗り心地・静粛性・ACC(追従機能)による疲労軽減、これらを備えたN-BOXで、車中泊空間は工夫でカバーする方が、自分の旅スタイルに合っていると感じました。

7年・7万kmの思い出と、買い替えに至った「経年劣化」

2代目(JF3)で納車直後にドライブしたとき

JF3を手に入れた年、夫婦で愛知から栃木まで2泊3日のドライブ旅に出かけました。 車中泊ではありませんでしたが、「軽で長距離は疲れるかな……」という心配は、嬉しい誤算で打ち消されます。

高速道路の追従機能(ACC)と、少し硬めの絶妙なシートのおかげで、腰や背中が痛くなることもなく、往復約900kmを難なく走破。「N-BOXって、本当によくできているなぁ」と感心した覚えがあります。

また、富士スピードウェイでレース観戦のため、駐車場に停め置く形で2泊3日の車中泊をしてきました。2日目・3日目と雨に降られ、レースは赤旗中断ばかりで、ほとんどの時間を車中に籠っていましたが、ひとりなら何の不自由もなく、快適に過ごせました。

そんなJF3とともに過ごした7年・7万km。 しかし、少しずつ「古さ」も目立ってきます。

• 4年目から始まった運転席の合皮シートのヒビ割れ(修理見積約4万で見送り)
• 3G通信終了で渋滞情報が使えなくなったギャザズナビ(4G更新準備に約3万掛かるので断念)

• 7万kmを超え、高速道路で上下動が増えた足回りの変化

「そろそろ足回りのメンテナンスを考えなきゃ」と定期点検ついでにディーラーで相談したところ、ちょうどマイナーチェンジ前で下取り条件が好条件。気づけばJF5の注文書にサインしていました。

往復200km走って実感!「JF5の進化」

納車後すぐに往復200kmのドライブへ。結論から言うと、「JF3もよくできたクルマだったけれど、JF5はさらに上をいっている……!」というのが率直な感想です。

静粛性が一段上へ

ロードノイズやエンジン音がさらにマイルドになり、段差のショックも柔らかくなりました。 長距離移動のあとも疲れを引きずりにくいと感じます。
車中泊時の外音の遮断性にも期待が持てそうです。

走りの安定感と安心感

JF3よりもブレーキのタッチが自然になり、ステアリングを切ったときの揺れはじめが穏やかに。 高速道路での巡航がさらにラクとなりました。

ここは要注意?JF5の「収納減」「液晶メーター」「暑さ対策」

収納スペースが大幅に減った

JF3は小物ポケットが豊富で、私の場合は後付け収納が不要でした。 JF5はすっきりデザインの代償で収納が減り、100均へ買い足しに走りました。
逆に言えば、車中泊グッズの配置を工夫する楽しさがあります。

液晶メーターの情報表示が選択式に

私は「タコメーター」を常に見たい派なのですが、そうすると「瞬間燃費計」と「トリップメーター」が同時に表示できず、いちいち切り替えないといけないのが地味に不便。
ナビで目的地を設定していると、交差点付近で割り込み表示されるので、いつも「ナビ画面見るから、もういいって!」とぶつぶつ言いながら運転しています…OFFにできるのですが、いつも走り出してから気が付くので、結局そのまま(笑)。正直、JF3のメーターが恋しくて仕方ありません。

JF3のメーターは情報が詰め込まれていて良かった…

夏の後席乗車・休憩時の暑さ対策は必須

新旧ともに後席へ風を送るサーキュレーターがありません。 普段使いで後席に人を乗せる機会が多い場合はもとより、後席でちょっとリラックスしようと思うときでも、真夏は扇風機やサンシェードが必須です。

結論:これから軽自動車で車中泊旅を始めるなら、何を選ぶ?

なぜ他メーカーの車種を推さないか、その理由はひとつだけです。
「後席シート座面下にガソリンタンクが配置されているから」

ホンダの軽自動車は「センタータンクレイアウト」で、前席下にガソリンタンクがあります。 そのおかげで後席の跳ね上げ(チップアップ)が可能になり、N-BOXでは室内高140cmの空間が生まれます。小さなお子さんの着替えが楽で、大人でも床面に座れば、トップスの着替えは苦労がありません。

そして実際に運転して感じるメリットは、ガソリンの残量に関わらず、車両の重量バランスが大きく変わらなく、クルマの挙動…特に後輪の動きが安定している点。これは山道のくねくね道を走ったり、ロングドライブするうえで何気に気を遣わず、疲れを少なく感じるポイントだと個人的に感じています。

他メーカーを選ぶなら?

「普段使いを優先したい、車中泊は近場ばかりで、遠出はしないからACCもターボも要らない」のならば、N-BOXの”後席サーキュレーターがない問題”を踏まえると、スペーシアやルークス/eKスペースも幸せになれる選択肢です。”背が高くて後席がスライドドア”の選択肢は、他にタントとキャンバスがありますね、使い勝手とデザインは魅力的だと思います。

それでもN-BOXをおすすめする理由

なんといっても、車中泊に関する情報量はN-BOXが圧倒的。
累計販売300万台、軽自動車販売11年連続首位。 それだけのことあって、ネット上には初代〜現行まで豊富な車中泊の情報があり、これは他のトールワゴンにはない強みです。

3代目(JF5/JF6)がおすすめな人

  • 高速道路を使った遠出や、車中泊旅の移動による「体の疲労」を最小限に抑えたい人。
  • 静粛性やフラットな乗り心地など、クルマとしての基礎体力の高さを重視する人。

2代目(JF3/JF4)がおすすめな人

  • 予算を抑えて、普段使いとたまの車中泊の両立をしたい人。
  • 乗り心地優先だけど、車中泊に特化した工夫をしてみたい人。
シートをリラックスモードにして段差を埋め、マットを敷くだけでほぼフラットに

中古2代目(JF3)を探すなら、4G通信ナビや安全装備が充実した「ナンバープレートが中央にある2020年12月以降の後期型」が狙い目です!
通信機器が4G対応になっているためナビの渋滞情報がしっかり使え、電子パーキングブレーキなどの安全装備もパワーアップしています。
なお、合皮シート(プライムスムース)のヒビ割れが気になる方は、布地の「ファブリックシート」車を選ぶと長く綺麗な状態を保ちやすいです。
コンビシートの”カスタム”を選びたいときは、シートカバーの購入予算も入れておくのがよいでしょう。

予算的に「後期型」が厳しい場合は、2019年モデル以前の”パーキングブレーキがペダル式”になりますが、クルマそのものの使い勝手は変りません。
ただ我が家のJF3(2018年後期モデル)は「シートバックテーブル」がオプション扱いになっていました。担当営業氏も付いていると思い込んでいたほどの、見落としがちなアイテムなので、テーブルが「あれば便利」と感じる方は、要チェックのポイントです。

気分転換にリアシートで休憩するとき便利でした!

4G対応の通信機とナビが付いていればラッキーですが、収録地図を更新しても地図そのものが古いモデルがあります。ナビが必要であれば”社外品カーナビ”や”ディスプレイオーディオ”に付け替えたり、GPSが優秀なスマホかタブレットの導入を前提に購入を検討するのが吉です。

初代 (JF1/JF2)について

実車に乗ったことはないのですが、リアシートが最もフラットに倒れるので、車中泊性能という点では、いまだに魅力的な存在。ですが製造が2011年〜2017年と、最終モデルでもそろそろ10年落ちになります。中古車選びとしてはハードルが高くなるため、信頼できる販売店で保証を付けての購入ならば安心でしょう。

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おわりに

N-BOXは、ただの「日常の足」にとどまらず、工夫次第で最高のお出かけ・車中泊基地になってくれる懐の深いクルマです。

今回の乗り換えを機に、これからN-BOXでの車中泊レイアウトや便利グッズ、旅の記録なども少しずつまとめていこうと思います。

「N-BOXでどんな風に旅の空間を作ろうか?」と悩んでいる方の、小さなポータルサイトになれたら嬉しいです。

次回の車中泊計画【予習】編もお楽しみに。